コラム ドローンって??
ワンキーリターンとリターントゥホーム(RTH)の違いは?安全機能について理解しておこう☆
2019年04月24日
ドローンを操縦する時のプレッシャー…それは、「上手く操縦したい」という緊張もあるのですが、やはり
ぶつけてはいけない
落としてしまったらどうしよう
というイメージがよぎったりしますよね。
もちろん、ドローンを飛ばす以上周りへの配慮は必須です。
周りの人や物に気を配り、もし危険が迫ったら回避する。
落ち着いた対処が必要となる場面はたくさんあります。
もちろん「周りの」というのはドローンの周りだけではなく、操縦者自身の周りも含めて、です。
そんなわけで、ドローンは安全性を保つために色んな機能を備えていますが
今日はその一つとして、「自動帰還」機能のお話です☆
ドローンにもともと備わっている「自動帰還」の仕組み
万が一の場合に備えて、ドローンは自動的に離陸したポイントに戻ってくる機能がありますが
ワンキーリターン
リターントゥホーム
と呼ばれる2種類が用意されています。
どちらも似た機能ではあるのですが、細かく見てゆきますね!
ワンキーリターンは「まっすぐ帰る」機能
これはトイドローンなどに多く装備されている機能で、離陸した地点を記憶していて
その場まで自動的に戻ってくることができます。
機体によってはボタン一つで行えるものもありますが、まっすぐ同じ高度のまま戻ってくるので
途中に障害物など挟んでいる場合はそのままぶつかってしまう可能性もありますよね。
最近はトイドローンでもGPS機能を持ったものが多く登場してきているので
位置の誤差も少なく、かなり正確に戻ってくるようですね!
リターントゥホームは「障害物を避けながら戻る」機能
リターントゥホームも「スタート地点に自動で戻ってくる」という意味ではワンキーリターンと同じ仕組みなのですが
すごいのは障害物をしっかり避けてくれるということ!
まっすぐ戻ってくるだけではなく、必要であればきちんと迂回をしてくれるんです☆
DJI社のドローンの場合、このリターントゥホーム機能が標準に備わっているので安心ですね。
機体によって差はありますが、センサーでしっかりと機体の周りの障害物が無いか確認しながら自動帰還するようになります。
すごいですね~!
起動には3つの条件があります。
1.バッテリーが低下したとき
2.送信機からの信号を3秒、受信できなかったとき
3.操縦者が自分でリターントゥホーム機能を使用したとき
ただし、機体がGPSをキャッチしていることや、離陸時にホームポイントを設定している必要があるので注意して下さいね。
とても優れた機能ですが、自動帰還の間も機体はしっかり目で確認して、プロポから手を離さないようにしましょう☆
「自動帰還」2種類の違いをしっかり押さえておきましょう
DJI製品には「リターントゥホーム」の機能がしっかりと備わっていて、障害物回避機能もあるのでより安心
トイドローンに付いている「ワンキーリターン」はよく似た意味に見えるが、直接的に戻ってくるので注意!
ですね。
そしてもちろん、どちらの場合でも結局は操縦者がよく状況を見ている必要があるということです
何よりも大事なのはその場での判断
ドローンを飛ばしていて、想定外というのはけっこう起こりえます。
思いもよらない方向に進んでいたり、風に流されたり
どちらを向いているのか分からなくなると
もちろんバッテリーの低下にも気をつける必要がありますよね!
ちなみにこちらもトイドローンでよく見られる機能ですが、向きが分からなくなった時は
ヘッドレスモード
が役立つかもしれませんね。
便利な機能も、いざという時に使えるような状態にしているからこそ便利なんです。
しっかり知識と備えを持って、安心してドローンを安全に飛ばしましょう!